xryuseix’s diary progress

イベント参加記とか,何か進捗でたら書きます

大学二回生なのに研究会(ICSS)で発表しました

やったことの概要

ICSSで研究内容の発表しました.

www.ieice.org

今回は研究会初発表&初参加にもかかわらず二つの研究を行い,発表しました.

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一つ目,「仮想背景を使用したリモート会議映像における秘匿された背景の再構築手法」に関しては辻 知希さんと一緒に研究を行い,衛藤将史さん(NICT)・服部祐一さん(セキュアサイクル)・井上博之さん(広島市大)にご指導いただきました.

二つ目,「プログラミングコンテストにおけるソースコードの盗作検知手法の実装と評価」に関しては僕が研究・ICSSでの発表を行い,服部祐一さん(セキュアサイクル)・井上博之さん(広島市大)・猪俣敦夫さん(阪大)にご指導いただきました.

そもそもなぜ研究発表を行ったか

私は6月よりSecHack365(目指せ!セキュリティイノベーター!| SecHack365)に参加しています.記事はこちらです.当初は軽い気持ちで興味ある&今やりたいことができそうという理由で,研究活動をやったことないにもかかわらず研究駆動コースに申し込み,合格しました.

そこで,「プログラミングコンテストにおけるソースコードの盗作検知手法の実装と評価」をテーマとして一年間(正確には250日くらいだった気がする)研究を行っていました.この辺の話は最終成果発表会(SecHack365 2020年度 成果発表会 2021.03.05(金)【ONLINE】 | SecHack365)後にブログを書こうと思います.

「仮想背景を使用したリモート会議映像における秘匿された背景の再構築手法」に関してはこちらの記事(AVTOKYO2020で登壇しました&裏話 - xryuseix’s diary progress)で研究の動機について多少語ってます.

SecHackでは研究の成果をポスター形式で一般公開します.(↓↓つい先日公開されました↓↓↓) sechack365.nict.go.jp

しかし,研究駆動コースとしては研究成果を外部に発表してこそ「研究が完了した」と言えるのではないでしょうか?(異論は認める)

ということで,外部発表をすることにしました.正直自分に出来るかかなり不安で半月くらい悩んだんですが,「指導教官の方々が日本トップクラスの研究者の方々なので,ちゃんと話を聞いてがんばればなんとかなるだろう」とか,「大学のGPAがカスなのでここら辺で実績取っておかないと研究室選びと院進が死ぬ」とか「なんかカッコ良さそう」とかの理由でやることにしました.

なぜICSSで発表したかというと,1月末にSecHackの成果発表が合って,2月の半ばにポスター締め切りがあったわけですが,ちょうどその後のいいタイミングで開催されたからです.ポスター作りながら論文を書いて,二週間後までにスライドと発表原稿や練習を行えるといったスケジュールでした.また,研究会のテーマが本研究とマッチしていたことや,日本語で論文を書いて発表も日本語であることや,SecHack研究駆動コースのトレーナーである笠間さんが幹事をされていることなどがあり,正直この研究会以外は考えられなかったです.(運良ければ沖縄にいけたんじゃないかとかいう話は内緒です)

前日までの話

実はスライドは二日前から作りはじめました. 二日前は大まかなスライド順序とかとだいたいいい感じにスライド作りを行い,前日に細かい整形や発表練習を行いました. 盗作検知の研究に関しては全てを,仮想背景の研究に関してはデザインを担当しました.

発表練習は6~7回*14分行いました.毎回舌が回らなくなって回復しての繰り返しが大変でした. 井上さんと猪俣さんの前で発表デモを行ったのは前日(当日)の24時ごろ,そこでいただいたアドバイスをもとに2時間くらいで修正をして,本番を迎えました.

当日の話

正直言って,発表自体は全く緊張しませんでした.自分としてはちゃんと練習したつもりで,かついろんな方々に励ましのお言葉をいただいていたので絶対に大丈夫って気持ちでした.

しかああああああああああし,質疑応答は話が別です.巷で聞く,「素人質問で申し訳ないのですが〜」「この分野に関しては素人なのですが〜」とかが怖くて,かなり緊張し,噛みまくりでした.ですが,基本質問をしてくださったのは三菱電機の木藤さんで,かなり優しい質問ばかりで非常に助かりました.以前Seccamp全国大会でもお合いしていたので,それもあって非常に安心でした.さらに,他のご質問者は「とっても面白い研究だと思います。」からはじめてくださって,落ち着きました.

↓こんな感じ

プログラミングコンテストにおけるソースコードの盗作検知手法の実装と評価」 f:id:xryuseix:20210303024020p:plain

「仮想背景を使用したリモート会議映像における秘匿された背景の再構築手法」 f:id:xryuseix:20210303024028p:plain

最後に

ご指導してくださった研究駆動コースのトレーナーの方々,アドバイスをくださったトレーニーの方々,SecHackという場を設けてくださった実行委員の方々,発表の場を提供してくださったICSS研究会の方々には大変感謝しております.ありがとうございました.

この成果をより生かせるようこれからも精進いたします.もし良ければ2年後の卒論,4年後の修論もご期待ください.

PS.サークルの顧問である毛利公一教授がたまたま僕の発表にいらしてて驚きました.